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佐野市環境ネットワーク会議
事務局
(佐野市環境政策課)
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2012年6月22日
佐野市環境ネットワーク会議がお手本にしたNPO法人すぎなみ環境ネットワークへ視察に行って参りました。
スタートは1994年、区のごみ集団回収事業委託から設立され、2003年にNPO法人化されました。現在正会員128名、協同会員44名、賛助会員6名の規模で運営していて、区からの委託事業もあり、年間1億近い規模の事業をやられています。
当日は理事長はじめ多くの役員の方に出席いただいて色々お話しを聞かせていただきました。
なかでも、事業の中心となる区民からの不要な家具や衣料を引き取り販売する事業は毎年3千万前後の売り上げをつくり出しています。
家具等の引き取りはシルバー人材を活用して、区の粗大ゴミ引き取り料の半額を負担してもらい引き取りに行くそうです。出す側としては半額でしかも引き取ってもらえるのでとてもメリットがあるわけですね。
リサイクルショップには廃油せっけんはもちろんのこと、リサイクルアクリルたわし(これで汚れを一旦落としてから洗えば洗剤の量も少なくて済む)の販売、またこれのつくりかた教室も開催しているようです。当日も区民客が雨にもかかわらず来店されていました。
SACO-netでも検討されていた学生服のリユースは東京では、もはや「常識」のようで、逆に学校としてそれをやっていない所は無いのでは!?というほどで、軽いカルチャーショックを受けて帰って来ました。
持続可能な活動を可能にするためにはやはり「資金面」はなくてはなりません。今回のすぎなみの理事長さんはことさらにこの区からの”独立”を強調していました。今はまだその段階に至っては無いがいづれかの段階でそれを実現したいと。
SACO-netはまだ生まれたばかりで独立とは程遠い団体ですが、こんかいのすぎなみさんを見習い様々化活動を活発化させて事業の安定から持続可能な社会づくりへと発展していきたいと思いました。
午後から有明の方に移動して、食品リサイクル工場の(株)アルフォさんを見学させていただきました。
ここでは食品を特殊技術により乾燥させて主に家畜用の飼料にリサイクルをしています。興味深いことに食品なら何でもOKということではなく、基本的に人間の食べられるもの以外は受け付けない。つまり、家庭の生ごみ等はNGで給食センターの残りや外食産業、コンビニ弁当等々、普通にお客さんに出していた物でないと品質が保たれないのでNGなんだそうです。
飼料は輸入したトウモロコシにここでつくられたリサイクル資料を配合して養豚養鶏の飼料として完成します。牛は使わないそうですね。
以前問題になったコンビニの廃棄弁当。
たしかにもったいないですが、ここでしっかりリサイクルされてふたたび人々の食になるということですから、これはこれで徹底してリサイクルして欲しいものです。
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