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佐野市環境ネットワーク会議
事務局
(佐野市環境政策課)
担当;藤・小野
〒327-8501
佐野市高砂町1番地 佐野市役所5階
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kankyou@city.sano.lg.jp
佐野市秋山地区にある「あきやま学寮」で千葉県柏市の小中学生対象に森林・林業体験講座を実施しました。ハイキング・組手什・丸太切り・チェンソーアート実演など盛りだくさん。
ナウマン棟(大・小ホール)前であいさつと準備運動(ストレッチ)をして、地元秋山のなんでもしってる「萱原さん」からハイキング中の危険生物についての注意をしてもらいました。特にこの時期「ヌカバチ:ヒメホソアシナガバチ」に注意しましょう。もちろん「ヤマビル」についても。ヒルよけの塩水を足元にスプレーしてからいざ出発!
氷室山神社。 ここから山道に入ります。
元は氷室山頂上にあった神社です。
林道に入ってすぐ、イワタバコが咲いていました。
こんな道を登っていきます。
周りはスギの人工林です。
子宝神社。中には彫刻が・・・
伊勢石神社。かつて秋山地区の人がお伊勢参りした後、伊勢神宮で採取してきた石を祀った神社だそうです。周囲の平らなところにはイノシシが掘りあげた跡がありました。
右手奥にはクリの大木が2本。 右手前にはイヌシデの大木。大きすぎて邪魔になったのか?巻枯らしを試みた跡がありました。
ここで、地元のなんでも博物学者「萱原さん」から神社の由来についての話やイノシシやヒルについての話を聞きました。
尾根筋の道にはかつての自然植生であるアカマツの大木が数本残っている。林床にはクロヒナスゲ。
この先尾根道が続いてもう一つ神社がある。ここで左に折れて森沢へ下ります。
この斜面上部には「火山灰」由来の「鹿沼土」がでるところ、粘板岩「スレート」が出るところもあります。
森沢見本林内(スギ:佐野市有林)を降ります。「見本林」という看板有り。ところどころに林業・間伐などの案内板もあります。でもこのハイキングコースを作った時以来、その後全く手を入れていないようです。
尾根には少なかったヤマビル。この下あたりでは増えてきました。
ヤマビルに噛まれた人16名/33名。 足元をチェックして、噛まれていたらきれいに水洗い、消毒。そして化膿止めを塗りましょう。
数年前まではほどんどいなかった「ヤマビル」。何故 急激に増えたのだろうか??
ヒントは
・ここ数年のあいだにホンシュウジカ・イノシシが急激に増えてきた
・「ヤマビル」は哺乳類を好んで吸血する
さあーー みんなで考えよう・・・ 答えは言わないよ!
組手什講習会。2班(5-6名/班)で一つおおきな棚をみんなで作りましょう。午後は発表会です。
午前中が終了。
お昼はレストランでカレーです。
<午後>
遠藤隆氏によるチェンソーアート実演会。1.2.3.でスタート! チェンソーの音が鳴り響く。3台(大・中・小)のチェンソーを使い分けて2時間で何ができるかな?
その間に、丸太切り体験。 直径10cm 程のヒノキを自分自身だけの力で切ります。
まずは支柱をかけやとバールを使って立てましょう。しっかりとした支柱をつくりましょう。
かけやも初めて使う。周りに十分注意して。
できたところは順番に手鋸で丸太切り。切ったものはペンダントや鉛筆たて、鍋敷きにしておみやげです。なかなかまっすぐにきれないぞ。でも一人で頑張ろう。
丸鋸でご希望の太さに揃えて、ヤスリで削ってペンダント作り。
チェンソーアートの進み具合はどうかな?
おーー これは 幸福を呼ぶ鳥だ! 赤目が怖いけど。
おやつの時間。地元佐野名物「いもフライ」
さーー 片付けです。
こちらも仕上げです。
羽毛模様を刻んでいます。もうちょっと!
3時すぎ。 組手什制作 発表会! 1・2班
下級生が利用できるために横にしました。
組手什制作 発表会! 5・6班
最初は巨大なものだったけど、考え直しました。
踏み台も作りましたよ。
組手什制作 発表会! 3・4班
後ろを補強して強度を高めました。
できたチェンソーアートの説明をする 遠藤氏。今年は柏八小に寄贈するので「八小」の文字も入れました。
心材部分の赤い色を利用したので、ちょっとふくろうの目が鋭くなりました。
ヒルには噛まれたけど、怪我もなく、心配された天候も丁度外での活動中には降られず、中での活動中に降るという幸運にも恵まれましたね。無事に終了。
最後は綺麗に片付けして。ご苦労様でした。
この後は、夕食用の佐野名物みみうどんつくりです。
(この活動は「平成24年度 高校生等に対する林業経営・就業体験事業」より助成を受けています。)
文責:谷 雅人(佐野市環境ネットワーク会議 自然かかりちょう)
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