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2013/02/03  あかみ幼稚園の森の整備 -NPO法人「めだかのがっこう」・認定こども園「あかみ幼稚園」共催事業-【報告】

最初にストレッチ運動。
最初にストレッチ運動。

 NPO法人「めだかのがっこう」が佐野市内の認定こども園「あかみ幼稚園」内につくったビオトープへ苗木を供給元としてきた幼稚園裏山の整備を行いました。

日   時 平成25年2月3日(日)9時から12時

場   所 あかみ幼稚園裏雑木林

集合場所 あかみ幼稚園(南側駐車場)
*当日は大沢駅伝開催のため北側からの車は入れません。

内   容 9時~12時 森の整備(下草刈り等)
森林の説明:谷 雅人(佐野市環境ネットワーク会議) 
作業用機械の説明及び指導:

遠藤隆・赤堀登(佐野市環境ネットワーク会議)


8時過ぎに関係者が集まって、当日の段取りを決めました。
9時開始。まずは参加者の自己紹介と本日のスケジュールの説明。体をほぐすためにストレッチ運動をしました。 

 

刈払機とチェンソーについての説明
刈払機とチェンソーについての説明

 ストレッチの後、本日使用する刈払機とチェンソーの説明を行いました。機械の機能についてと安全対策。それに伴う心構えなどの話を林業家遠藤氏が中心となって行いました。

刈払機・チェンソーは軽量・小型・高性能 2サイクルエンジンを使用。
刈払機は担ぎ型と腕振り型があります。歯は枝切りが可能なタイプのものを今回は使用。 
草地ではプラスチックのヒモ等を使う方法もあります。
 
チェンソーを使用するときはヘルメット・ゴーグル・専用ズボン等の安全対策をします。
 
機械作業者の配地は距離をあけて、機械作業者の半径3mよりも遠くにいることなどもお話いただきました。

  

山の神へ感謝。御神酒をあげる。
山の神へ感謝。御神酒をあげる。

山に入るときは、山の神にお神酒を捧げます。

全員で山の神に安全を祈願して合掌しました。

「よき」を木に立てかける。
「よき」を木に立てかける。

斧をよく見ると 片面に3本のラインが、もう片面に4本のラインがあります。

4本のラインは
「水」「火」「風」「土」
という意味が込められ山の神を象徴する意味があります。(この4本ラインからおのをよきと呼んでいます。)

3本のラインは
「御神酒」の意味があります。

お酒(御神酒)を山に持ってきているときは4本ラインを向けて御神酒を手向けます。
お酒(御神酒)を持ってきていないときは3本ラインを向けて拝んでから山に入るという風習があります。

作業開始。うっそうとした林内(before)
作業開始。うっそうとした林内(before)

作業開始。ヤダケ・アズマネザサ等の竹類。ヤツデ・シュロ・ヒサカキ等の低木類が繁茂して林内は先がほとんど見えません。

刈払機3台でまずは、手前の林床植物を刈りはらって、スペースを作ります。その間は、他の人は少しウエイティング。 

刈払いした竹などを一箇所に集める。
刈払いした竹などを一箇所に集める。

スペースができたら、他の参加者によって刈払った竹や潅木の枝・葉を一箇所に集めます。

3グループに分かれて、作業を行いました。
林内で枝・葉を集める班。

集めた枝・葉を移動する班。

移動した場所で枝をまとめて幼稚園の活動に使用できるようにストックする班。 

林内が明るくなってきました。
林内が明るくなってきました。

休憩を挟んで、林内が綺麗になって明るくなってきたので、全員で枝をまとめます。

この枝はまとめて林内で乾燥した後、あかみ幼稚園で毎年、卒園生が作っている土人形を焼くための焚付等に使用します。 

午後は、開いた林床で狩り残っている、竹や低木の根元を綺麗に刈り揃えます。

子供たちが安全に林内に入れるように、なるべく切った竹や低木の切り株を低く整理します。

また、今後の遷移を考えて切る樹種の選択をしながら(高木・亜高木・低木・下層植生)、枯れた高木や亜高木を遠藤氏に伐採してもらいました。 

刈払い後の林内(after)
刈払い後の林内(after)

林床に光が届くようになりました。

今年の春には林内にあった、桜も林内でお花見ができるようになるでしょう。

また、新しい新芽が芽吹き、新たな森が息づいてくるでしょう。

(写真提供:小林伸司、文責:谷 雅人)